BRAVELY DEFAULT

FAIRY’S EFFECT

ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト – QEX発・好評配信中のファンタジーRPG『BRAVELY DEFAULT FAIRY’S EFFECT(BDFE)』。

物語の始まりは、『大崩壊』の後の荒廃した時代――。
クリスタルを文明の基軸とする国々が結集した『光の連合』と、それを否定する『鉄騎同盟』…ふたつの勢力が激しく争っていた。

水の勢力リプローエルの士官である主人公は、風の勢力ウィンドニアの士官、エースとリズと共に『古代書庫』に赴いていた。3人は、圧倒的な武力を背景に侵攻を繰り返す鉄騎同盟への対抗手段を探るために、クリスタルが最も輝きに満ちていたルクセンダルク期について調査する任務をそれぞれの主君から命じられていたのであった。

砂に埋もれた古代書庫のさらに奥深く…、ルクセンダルク期の書物が収められた部屋で調査を続ける3人に対して、レイコック大佐率いる鉄騎同盟の強襲部隊が襲い掛かる…!

激しい銃撃の最中、レイコックは、水のクリスタルの砕滅と、主人公の祖国リプローエルの滅亡を告げる。

激昂したエースが倒れ、リズもまた主人公をかばって銃弾に倒れる…。

祖国、主君、親友兄妹…すべてを失い絶望に暮れた主人公は、現れたクリスタルの精霊リンネが差し出す手に応える。

2人の姿は、まばゆい光に包まれて古代書庫からかき消えた…。

***

目を覚ますとそこは、砂漠に隣接する賑やかな街、『魔法学園都市イスタンタール』だった…。

学生や旅人、冒険家たちで賑わう街に出てみると、主人公が砂漠で行き倒れになっていたこと、街まで運び込んでくれた人がいることを知らされ、この時代が、公国暦17年といって、元いた時代から8000年も過去の世界であることが判明する。

ジョバンニ、ステイシー、ユウ、モーリス…と、多くの人々と出会い、関わりを持ち、助け合う中で、エースから託された『想いの欠片』越しに見える未来の様子に変化が現れ始め、自分のとった行動が、未来を変え得ること…絶望に染められた未来に希望の光を再び灯すことができるということに気づかされた。

しかし、何をすれば未来が好転するのか…確かな答えなどない。ひとまずは、砂漠で行き倒れていた自分を救ってくれた恩人…貧乏講師のモーリスが描く夢、飛行石を使わない飛空艇の開発の手助けをすることにした。

飛行石を使わない飛空艇の開発に心血を注ぐモーリス・テイコフは、ドン・クールサインに挑まれた飛空艇勝負を受けて立つことを決意する。

しかし、いくらモーリスに技術力があるとはいえ、かたやイスタンタールの貧乏講師、かたや国定企業の富豪社長である。街の人々のほとんどはモーリスに勝ち目などないと見切ってしまっていたが、主人公は彼を信じ、なんとか勝たせてやりたいと奔走していた。

そんな中、追い打ちをかけるようにしてモーリスの妹ユリアニスが盗賊団に拉致されたという知らせが入る。焦るモーリスをなだめ、主人公はユリアニス救出に向かった。

主人公が公国暦17年の世界で人々と関わりを深めるごとに、エースから預かった『想いの欠片』に映る8000年後の未来には、希望の光が見え始めていた。

ユリアニスを無事救出したことで、モーリスはようやく飛空艇勝負の準備に専念することができる……はずだった。
しかし、注文していた部品が思うように届かず、飛空艇の開発は難航する。

主人公の持つ未来の知識を生かせばモーリスを助けてやれるが、下手に介入すれば歴史の改変につながりかねず、葛藤する主人公。

ある日、ユウから『正教首都ガテラティオ』に手紙を届けてほしいとの依頼を受ける。

かつて争いあっていた『クリスタル正教』と『エタルニア公国』の間で持ち上がった和平交渉によって、正教と公国の双方が位置するエタルニア大陸では、和平に賛成する者と反対する者による争いが熾烈化していた。

雪原で襲われているエタルニア公国の使者アナゼル・ディーを主人公が助けたことによって、主人公もまた、この暗闘の中に巻き込まれてゆく。

主人公とモーリスが新型エンジンの開発に成功するも、なおもドン・クールサインの妨害は続いた。

主人公は、イスタンタールに引っ越すモーリスの妹ユリアニスの護衛を依頼される。

道中、砂漠に吹く風を珍しがる主人公に、ユリアニスはクリスタルに秘められた、とある可能性について語りだす。それは、クリスタルが輝きを失ってしまった8000年後の未来にとって大きな希望になりそうな話であった…。

飛空艇勝負当日――。
観客でにぎわうラクリーカの街の中で勝負の行方を見守る主人公。
やがて衛兵が東の空に飛空艇の機影を確認したことを告げた。
モーリスとドン・クールサイン、先に到着したのは――

主人公はこの時代で自分がやるべきことを見出し始めていた。
『クリスタルの核』に灯火を宿らせる『継晶の儀』…それは、数千年後の世界にクリスタルの輝きを甦らせ、『光の連合』が『鉄騎同盟』に対抗するための唯一の手段であった。
ユリアニスの協力により風のクリスタルの『継晶の儀』を無事成し遂げた主人公は、水のクリスタルがある地『艶花(あではな)の国フロウエル』を目指すことにした。

フロウエル地方の森の中で、主人公は『ユルヤナの弟子』を名乗る一団と遭遇し、一行の中のウネリという娘と運命的な出会いを果たす。

ユルヤナの老師が弟子たちに託した『アスタリスク』によって、フロウエルの地はいつしか正教騎士団と公国の秘密警察の争いの舞台へと変わりつつあった。

 

老師に託されたアスタリスクを正教と公国どちらの勢力に預けるべきか…議論を続けるユルヤナの弟子たちは、突如黒ずくめの公国兵たちに襲撃され、アスタリスクを奪われてしまう。

 

一方、主人公の元には「求む、寛容な用心棒」という一風変わった依頼が届く。
16年前の『聖騎士の決起』…それは、エタルニア公国が樹立するきっかけとなった歴史的な事件であるが、その陰で正教が誇る『血斧騎士団』が全滅に至る壮絶な戦いがあったことが明かされる…!

水の神殿で無事『継晶の儀』をやり遂げた主人公は、火の神殿がある次なる地、火山の国エイゼンベルグを目指すことにした。

 

エイゼンベルグはつい先日まで『盾派』と『剣派』に分かれて内戦が繰り広げられていた土地で、内戦は終結を迎えたが、依然として両者の間でのいがみあいは続いていた。

主人公は、エイゼン大陸に上陸して早々、エイゼンベルグ軍のワッツラー参謀にありもしない疑いをかけられてしまう。

 

拘束されそうになっていたその時、どこからか銃声が響き、狙いすました銃弾がワッツラー参謀一行に襲い掛かった――

エイゼン大橋で開催されている名銃大会の噂は、人里離れた山奥でひっそりと暮らす鉄砲衆にも届いていた。

 

優勝すれば名声と莫大な賞金が手に入る。族長ゲキテツの娘ヒナワは、鉄砲衆の偉大さを世に知らしめるためにも名銃大会に参加したいと言い出した。

かつて鉄砲衆は内戦の折に『剣派』に協力していた経緯があり、『盾派』が主催する大会に出場してヒナワの身の上が露呈したら…ゲキテツの懸念をよそに、ヒナワは予選を順調に勝ち抜いてゆく。

 

ヒナワの優秀な成績と、ヒナワが持つ銃に目をつけた参謀ワッツラーは、何とかしてヒナワの銃を手に入れようと、ある非道な計画を構想する――

ゲキテツ父娘の協力もあって、火の『継晶の儀』をやり遂げた主人公一行。しかし、継晶の儀によってユリアニスは体調を崩してしまう。
主人公は、ユリアニスをエタルニアに急行させ、暗黒騎士アナゼルの計らいもあってユリアニスを中央医療塔に入院させた。

 

主人公が土のクリスタルへの参詣を望んでいることを察したアナゼルは、クリスタル正教のアニエス法王に参詣の許可を求める際に…と、ある封書を主人公へと授ける。

 

一方その頃、正教首都ガテラティオでは、正教と公国の平和を推進するアニエス派と、断固反対する長老派による見えない争いが熾烈を極めていた。

 

長老派の領袖ロマック大司祭は、なんとかアニエス派の勢力を削ごうと、クリスタル正教の原初の教義を熱狂的に信奉する『イバラの徒』と手を組み、ロマックが操る血斧騎士団の残党たちもそれぞれに蠢き始めた。エタルニアに不穏な空気が垂れ込める。

つい先年まで敵対していたエタルニア公国との間に和平を成立させるために奔走するクリスタル正教アニエス法王と、彼女を支えるカーマイン姉妹の献身的な働きによって、和平交渉は進捗をみせていた。

しかし、それを快く思わない大司祭ロマックは、アニエス法王が最終調整のために公国軍総司令部を訪れた帰路に、計画していた一挙に出る。

 

アニエス法王の帰路を襲うロマックの息がかかった者たち。
一方、シェリーたちがアニエス法王を落ち延びさせようとしていた正教首都ガテラティオでは、『イバラの徒』による大規模な反乱が勃発してしまう…!

 

「命を狙われているのはアニエス様だけではない…!」
敵の目的を看破した正教騎士キャサリン・カーマインは、大切な者たちを守るため、とある行動に出る――

正教首都ガテラティオで勃発した『イバラの徒』による反乱は、人々の心に大きな傷跡を残した。
アニエス法王とその筆頭秘書官であるシェリーは、増大する政務に忙殺されていたが、そうすることで悲しみを紛らわせているようでもあった。

 

主人公は、土のクリスタルへの参詣許可が下りるまでの時間を利用して、これまで自分が歩んできた道のりを思い返すため『未来の回想録』を記し始めた。

 

『大崩壊』、『世界戦争』、『鉄騎同盟の結盟』と『光の連合の成立』…エースやリズとの出会い、別れ、そして再会…。

 

様々な過去、様々な想いを振り返るうちに、土のクリスタルへの参詣許可が下り、主人公たちは、最後の『継晶の儀』を成し遂げるため『土のクリスタル』が奉られている『不死の塔』と向かう。

いよいよすべてのクリスタルの『継晶の儀』を終え、未来に希望の光を灯すことができたかのように思えたのだが…

あの日以来、想いの欠片に映し出されるのは暗闇と静寂だけだった……。

 

絶望に暮れる主人公にとっては、街の喧騒も、ジョバンニやステイシーの声もどこか遠くに聞こえ、モーリスに至っては目を合わせることもできない…。
ある日、主人公は避け続けたモーリスに問い質された。
「『継晶の儀』って何なんですか!」
「あなたはいったい、何のために…!」
「話して、話してくださいよ…!!」

 

主人公は自分が未来からやってきたこと、そして何のために今まで各地を訪れていたのかをモーリスにすべてを打ち明ける。
だが、それを話したところで何になるというのだろうか。ユリアニスと共に必死の想いで『継晶の儀』を済ませたクリスタルの核は、未来の世界で『鉄騎同盟』にすべて奪われてしまったのだ。
ある日、いつまでもうつむいている主人公に、モーリスは決闘を申し込む。それは腕力での戦いではなく、彼なりに考え抜いた末の希望の光を守るための戦いであった。

モーリスとともに『風の信託の儀』を成し遂げたことで、未来の情勢は好転し始めていた。
主人公は、手元に残った灯火を宿した3つのクリスタルの核のひとつを、ウネリに託そうとリップルの町を訪ねた。

 

私塾を営みながらアスタリスクの研究を続けるウネリに対し、主人公は、これまでの経緯を詳しく説明する。
しかし、先のアスタリスク騒動で自身の力のなさを痛感しているウネリは、主人公の依頼に難色を示すのだった。

 

一方、血斧騎士団の生き残りの六の将キシン、十三の将グアナ、死の将ワーレンは、自分たちを縛る『血の誓い』について記される書の存在を突き止め、『イバラの乱』によって失脚したロマックは、キシンたちを手駒にして再起を図ろうと動向を探り始める。

公国暦17年にいるレイコックは、血斧十の将ジュウゾウと行動をともにしていた。
主人公が『想いの欠片』で未来と交信できるのに対して、自分には何ができるのか…。
冗談なのか軽口なのか、ジュウゾウが発した何気ない一言が、レイコックにあることを気づかせた。

ウネリとともに『水の信託の儀』を成し遂げ、未来の世界では水のクリスタルが立派に成長し、世界を照らした。
水の新水晶の発見を巡っては、エースたち『光の連合』の兵と、レイコックが放ったルーディスの隠密部隊との間で戦闘があったのだが、エースによれば、風の新水晶の時に比べて敵の新水晶の場所を特定する精度が増しているように思えたらしい。

レイコックが放ったルーディスの隠密部隊が、なぜエースたちと同じ時期に新水晶の位置を察知できたのか…?
一抹の不安を覚えつつも、主人公は火のクリスタルの核を託すべく、エイゼンベルグのゲキテツ父娘を訪ねる。

 

山野に隠れ住み、領地を持たない鉄砲衆にとっては、どこにクリスタルの核を秘匿するかが課題であった。事の重大性を理解した上で安請け合いすべきでないと考えるゲキテツと、命の恩人である主人公の願いを叶えたいヒナワ…父娘の意見は、真っ二つに分かれた。

一方、血斧騎士団を利用してきたロマックと、ロマックの本性に気づいた血斧将たちとの因縁に決着がつこうとしていた。

 

血斧十の将ジュウゾウとともに血斧騎士団全滅の地『ユルヤナの森』を訪ねたレイコックは、ある人物と出会い自らの首のアザがうずくのを感じるのであった。

主人公の信義に応える!…ヒナワの強い決意とゲキテツの機転によって『火の信託の儀』は無事成し遂げられた。

土のクリスタルの核を託すべくシェリーを訪ねると、正教ではシェリーが治めるエタルニア西部『レイタークの地』に新都を拓く計画が持ち上がっていた。

 

シェリーは、かの地にあるレイターク山に、クリスタルの核を秘匿するに相応しい洞穴があることを打ち明け、正教の力をもって核を秘匿し続けることを提案した。

シェリーが立てた新都計画は、長老派の賛同も得てアニエス法王の裁可も下りたのだが、主人公を訪ねてきたミストが不穏なことを呟いた。
不気味な隠者の呟きと、予言されていた『大いなる災禍』とは――

 

主人公は、シェリーの理想と領民の命を救いたいという気持ちをかなえるために正教、そして公国を動かすべく立ち上がるのであった。

シェリーと主人公は、シェリーの両親のゆかりの地『カームの地』において、最後の『土の信託の儀』を無事成し遂げることができた。

風、水、火、土、4つの新水晶の光で照らし出される未来では、軍事国家ルーディスが滅亡した。レイコックの主君、ロンタリウス伯は自決し、すべての争いは幕を閉じた…かにみえた。

 

ロンタリウス伯が遺した石碑の写しから、公国暦17年に時間遡行した主人公とその活躍について知ったレイコックは、残兵を率いて因縁の地、古代書庫へと向かう。
激しい銃撃戦の末、エースとリズの目の前で姿を消したレイコック。
エースは主人公にくれぐれも注意するよう忠告する。

 

そんな中、主人公は、モーリスに依頼されてラクリーカの大時計の修理を引き受ける。
『砂と大時計の国ラクリーカ』と、国の呼び名にまで冠される大時計は、以前モーリスの父親が手がけたもので、主人公が修理してやったユリアニスの懐中時計と似たような構造であるという。
作業に夢中になる2人によって、機械室の暗闇の中に閉じ込められてしまったリンネは、そこで忘れていた大切なことを思い出すのであった…。

主人公を追って公国暦17年に時間遡行してきたレイコックの次なる狙いは、8000年後の未来で『光の連合』の君主となる人々の祖先の命を絶つことにあった。

 

とある血斧騎士からレイコックにつき従う者が少なくなってきていることを聞きつけた主人公は、レイコックをおびき寄せ、レイコックとの決着をつけることにした。
ジョバンニとステイシーにゲキテツ父娘とウネリの護衛を頼み、自身はシェリーと共に決戦の舞台『カームの地』へと向かう。

 

一方、8000年後の未来にいるエースはあることに頭を悩ませていた。
新しく誕生したクリスタルを無事守り通し、『鉄騎同盟』を倒したことで世界は平穏を取り戻そうとしている。しかし、敗者の声に耳を傾けようとしない新政府のあり方に疑問を抱くエースは、かつて争い合いながら和平への道を歩んでいる『クリスタル正教』と『エタルニア公国』の思想について、詳しく知りたがっているようであった。

「未来の世界に誕生した新しいクリスタルに巨大な蟲が取り憑いている…!」 エースたちから寄せられた凶報は、主人公を大いに驚かせる。

蟲は、結界のようなものに守られて、あらゆる火器、化学兵器がまったく通用しない。

 

凶報は、リプローエルの水の新水晶、エイゼンの火の新水晶、カームの土の新水晶からも同様に寄せられていて、巨大な蟲によってクリスタルの表面には無数の亀裂が入り、このままでは未来の世界は再びクリスタルの光を失うことになってしまう。

 

そんな中、リプローエルの科学省に残る文献から、蟲の結界を構成する思念の存在と、その思念が、とある一地点から発せられていることが判明する。

東経0280、南緯0536――
そこは、エースやリズ、主人公にとって忘れられない場所、『漆黒海溝』を指し示していた…!

かけがえのない存在が犠牲となって目の前から消えてしまった――
しかし、尚もクリスタルに取り憑く蟲たちを守る『結界思念』は消えることなく、未来の世界でクリスタルが砕滅してしまう脅威が去ることはなかった…!

 

一方、エースとリズは、古代書庫の壁の中からこれまでのとは違う『年代記』を発見し、“最後の戦い”が記された箇所に着目した2人は、傷みが激しく散逸したページの捜索と解読に取り掛かる。

 

そして、ついに明らかになる真実…!
8000年の時をかける物語の結末にあるものは、希望か、それとも…

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